no KZ no life

講談社青い鳥文庫 KZ事件ノートシリーズを中心とした感想など。

【はじめに】私とKZ事件ノートシリーズの事情

 

私が小学生の頃、藤本ひとみ先生はコバルト文庫で絶大な人気を博していらっしゃいました。

全盛期は毎月のように新刊を出されていたように記憶しています。

コバルト文庫の全シリーズを読み、CDを買い、カズマシリーズを読み・・・

今でもそのすべてを保管しているものの、長らく先生の本とは離れていました。

なにかの拍子に、KZシリーズが児童書で出版されていることを知り、ためしに読んでみたところ・・・

やっぱり先生の本はおもしろい!

 

私の少女時代を豊かにしてくれた藤本ひとみ先生。

出会うべきとき、読むべきときに出会うことができて本当に良かったと思っています。

本には、読むべきときがある。

すっかり大人になった私が今KZを読んでももちろんおもしろいけれど、少女時代の感性はもうありません。

本の中の出来事を自分のことのように感じるみずみずしさも。

キャラクターの一言一句に一喜一憂する感性も。

夢中でそればかりになれる状況も。

何度も読み返すことができる自由な時間も。

カズマシリーズなんて、ドキドキしすぎて、読んでいて息があがり、ぐったりとなったぐらいでした。

 

そんな私が、講談社青い鳥文庫探偵チームKZ事件ノート」シリーズを読んで考えること、感想等を綴ります。

ネタバレ上等なのでお好みでない方はご注意ください。